2011年09月24日

相手を確認できないために両性愛のイカ アメリカ


深海イカのオスはバイセクシャル?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110921003&expand#title

楽しみなのか、コミュニケーションなのか、あいさつ(これもコミュニケーションですが)なのか、はたまた生物的に追い詰められてなのか。
 深海にすむイカ、キタノヤツデイカに同性愛が確認されました。


 楽しみや愛は人間を指し、コミュニケーションは一部の霊長類やペンギンなどの鳥類、イルカなどを指し、あいさつにも交尾を……というのは、ボノボというチンパンジーの仲間を指します。ボノボに関しては、コミュニケーションとして・あるいは愛情表現として同性間交尾をすることで有名です。

 そして、記事によると、同性とほぼ遭えないがゆえ……また、暗闇で相手の性別が確認できないため、キタノヤツデイカは相手が同性でもかまわずに交尾するのだそうです。


 wikipediaによれば、動物の同性愛は1500種にものぼるのですが、いくら動物の種類が何十万以上もあり、いまだ解明されていない・発見もされていないだろう種類もいるとはいえ、ここまで明らかになっているというのは驚きですね。


 たとえば、動物園で飼育されている動物が絶滅危惧種だったり、減少の一途をたどっていたり、その他研究用の動物がまるっきりいないとき……その動物が同性愛の傾向に傾いているとやっかいです。
 そのまま滅びるとか、まるきり研究が進まないといった不具合がみつかるからです。

 先ほどあげたペンギンなどは、同性ばかりいる動物園に繁殖のために異性のペンギンをもちこんだら、同性愛が既に定着していてろくに繁殖できない問題が発生したこともありました。


 同性間でも繁殖できるのなら問題はないのでしょうが、とはいえ自然の動物をいちいち数えて繁殖まで管理するのは、それこそ自然ではありません。
 飼育環境下だけで繁殖管理はしてほしいものです。


 このキタノヤツデイカは、同性との交尾の後に死んでしまうわけですが、それも彼らの種族自体の意思です。
 そこに口をはさむなら他の種族も……となってどんどん手間とコストがかかります。
 もしも繁殖管理をするとしたら、それは趣味か、あるいは管理対象が特に貴重で、人間に貢献するような……つまり家畜的扱いをするという前提で行われることになるでしょう。
posted by ペン蔵 at 12:05| Comment(0) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

間違って網にかかっても安心 ウミガメ脱走可能網 アメリカ




 しかけた網から、予定外の動物がかかった。じゅうぶん想定できることです。
 われわれがたべる、ちりめんじゃこやシラスの中にも、小さなイカやタコ、エビなどがまざっていることはよくありますよね。

 ちりめんじゃこ程度なら品質に問題なしとして販売するところですが、たとえばサメがかかったというニュースもまれに耳にします。
 サメは海の中でも強者ですから、いくら水揚げしてもちょっと危険ということは考えやすい。
 そしていくらサメを手に入れたからといって、どうさばけばいいのか、あるいは放流すればいいのかわからない漁師さんもいると思われます。


 サメならいいかもしれません。どうにか売ったり、食べたりすることもできそうです。
 ではカメなら? ちょっと、難しそうです。 
 カメをさばくのも、中華料理やサバイバルのプロがやるようなことでしょうし、ましてペットショップに売ろうとしても、網でひきあげたときに傷がついて売り物にならないということも考えられます。

 そして、記事によれば、カメをひきあげてしまったら死んでしまうことも、ままあるそうです。
 その数、年間4600頭。これが「改良された網による数値」ですから、一日10数頭は網に混ざってひきあげられて死ぬことになります。


 記事タイトルとしては前向きに「網の改良によって大幅に犠牲は減少」という意味合いで書かれています。
 しかしながら、そのしめくくりは「さらなる改良、および改良網にて漁業を行う業者の増加」「ウミガメがまざる数の容認数」をさらに改めて、海洋保護を推進しようという訴えになっています。


 改良網を使わない業者がまだまだいるということは、改良網にコストがかかるのかもしれませんね。
 改良網使用の支援金があれば、また状況は変わってくるのかもしれません。

 あるいは支援金は既に確保されているのかもしれません。その場合は支援の条件を幅広くするなり、最新式だけではなくていくつか安価な改良網を市場に出すといった考えもあります。
 保護対象だけではなく、漁業関係者のほうにも温情をあたえたうえでの海洋保全を願います。
posted by ペン蔵 at 21:44| Comment(0) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月14日

難病対策に希望の光 米国の光る猫に韓国の光る犬 


 遺伝子操作で「緑色に光る猫」、エイズ治療に道 米研究
 http://sankei.jp.msn.com/science/news/110914/scn11091412500003-n1.htm

 韓国の研究チームが「光る犬」発表、難病治療に貢献との見方
 http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-22401620110728


 ともにロイター通信の記事で、猫のほうが9月、犬のほうが7月のものです。
 違いがあるとすれば、アメリカのほうは既に猫エイズに耐性ができた猫が生まれていて、韓国のほうはこれから(といっても7月発表なので研究は進んでいると思いますが)といったところでしょう。

 また、猫も犬も緑に光りますが、猫はその子孫も光るものがうまれますし、犬のほうは薬で光らせなくすることもできる、という点があります。


 はじめてみたときの感想は、興味と同時に恐怖です。
 実験動物ですから、まさか野生に帰すようなことはないと思いますが、夜に光るような性質をつけられては何に狙われるかわかったものではありません。


 さて、なぜ光らせたかというとこれは遊びでもなんでもなく、遺伝子操作した部分を目で見えるようにすることで、その部分と別の部分、あるいは光る個体とそうでない個体とで遺伝子の違いをはっきり見やすくするためでしょう。

 猫のほうにホタルの遺伝子が混ざっていたり、犬のほうはどういう操作をしているのかはわかりませんが、同じ理屈です。

 光るのが大事なのではなくて、遺伝子の把握のためなのですが、記事として見栄えがするように……あるいは興味をひかせるために、このようなタイトルにしたと推測できます。


 猫のほうはサルのエイズ対抗遺伝子から猫エイズの耐性ができ、さらにこれを研究することで人間のエイズ対策になることが期待されています。
 犬も似たようなもので、犬と人間が同じ病気にかかる場面は200を超えるという言及があります。この共通点から、犬の病気を克服したのちに、人間でもそれを試すという算段になります。


 マウスや虫などの実験動物にくらべて、動物愛護団体の風当たりが強そうな実験ですが、彼らなしに医学も薬学も発達してこなかった面は否定できません。
 自分の身体・健康のどこに彼らの成果が結集してるとも知れないのです。

 実験動物は第三の家畜と呼ばれる大切な生き物です。
 たとえば殺虫剤の開発会社では、大量に虫を飼い、どうやって効果的に捕らえて殺すかの研究をしています。

 どこが大切にしているのかといえば、増やして殺して製品完成、では終わらず、虫を供養するのです。
 全ての会社がそうとはいいきれませんが、手厚く葬る会社もある、ということです。


 今回の記事の光る猫や犬も、なるたけ良い環境で飼育され、いずれ死んだときには丁寧に供養してもらえたら、と思います。
 難病の特効薬がみつかれば、かれらはそのまま難病のひとたちの光となるのですから。
posted by ペン蔵 at 22:27| Comment(0) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

目で見えない、耳で聞こえないなら鼻でかげ 人命救助新技術 イギリス



 正確には、目を模したセンサーでも音を拾うセンサーでもなく、鼻を模したセンサーの新技術です。SFかなにかで読んだような覚えがある技術ですね。


 排泄物、汗、呼吸……つまり人体に代謝されて吐き出る物質ならではの特徴をとらえて、そこに救助すべき人がいる、という目測をたてるわけです。いや鼻測といえばいいのでしょうか。

 なんで排泄物? といえば、閉じ込められた状況でろくにトイレなどいけないといえばわかりやすいと思います。
 汗であれば水と違い塩気や老廃物、多少のミネラルなどが含まれているでしょうし、吐かれた息には二酸化炭素が多めとなります。


 記事内にもありますが、救助犬は疲労回復に時間が必要です。
 人間と別に、単純に所持可能なカロリーや栄養素が違いますから、救助犬にあわせて人間が動く面もあるに違いありません。

 また、その訓練に時間的・金銭的・人的コストがかかります。
 今回のこの技術はそれだけいきなり使わないにしても、救助犬のサポートなり救助犬の休んでいる間に動くなりといった柔軟な運用が可能になるでしょう。


 災害と人間は切っても切れない関係です。
 防災、減災の観念が発達すると同時に、いざというときの救助もこのように発達していることに、感銘を受けずにおれません。
posted by ペン蔵 at 22:33| Comment(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

ネズミの一匹も逃すな ネパール航空の機内奮闘




 たかがネズミ一匹とあなどってはいけません。
 飛行機はその整備において、ネジ一本でも見つからなかったら、整備員が総出で見つかるまで探します。もちろん、みつかるまで残業です。

 そんな精密さ、厳格さをそなえて作られた飛行機ですから、ネズミ一匹でも変な動きをされると、どんな事件になるかもわかりません。
 飛行中に、鳥がプロペラに巻き込まれて飛行機が運転不良になることもあることは、一時期ニュースで話題にもなり有名です。



 さて、ネズミ捕りによって事なきを得たところもありますが、どうやったらネズミを入れさせずにすむのでしょうか。その辺は専門家にまかせるとします。
 逆にネズミがなぜ入ってしまうのかといえば、これは簡単で、ネズミの繁殖力と、劣悪な環境でも生き延びる生命力にあります。


 そしてサイズにもよりますが、よほど厳密に作られた工場でもなければ、ネズミが紛れ込むのは簡単でしょう。
 たとえば、IDやパスワード付きで入退室管理しているような工場とか、ネズミなどの害獣を感知する機器を備え付けてあるような場所。そしてネズミが食べられない木製の建物を経由してないところ、などです。


 さらに言うならば、作物の出荷や食品加工の段階で紛れ込まないとも限りません。
 害虫や害獣は、生産段階から収穫、輸送段階といろいろな場面で監視されているわけですね。


 飛行機の乗客には時間の遅れはいい迷惑ですが、これも安全な運行のため。
 これから、ネズミの出所の追求、そして再発防止にもネパール航空は追われるのでしょうが、ともあれ無事に発着できたようでなによりです。
posted by ペン蔵 at 11:03| Comment(0) | 動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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